どんな方法ですか?
まず、赤ちゃんが生まれて30分以内におっぱいを吸わせます。そして、出産当日から赤ちゃんと同室同床で、生後24時間以内に7回以上おっぱいを吸わせます。赤ちゃんが泣いたら吸わせ、泣いたら吸わせて、ミルクも砂糖水も追加しません。
〒306-0126
茨城県古河市諸川657-3
当院では、「ぜひ母乳育児を!」というご希望の方に「ユニセフ」方式をお勧めしています。この方法は、国立岡山病院などで30年以上実施されているものです。ご希望の方は、外来診察時に「ユニセフ方式希望」とお申し出ください。
まず、赤ちゃんが生まれて30分以内におっぱいを吸わせます。そして、出産当日から赤ちゃんと同室同床で、生後24時間以内に7回以上おっぱいを吸わせます。赤ちゃんが泣いたら吸わせ、泣いたら吸わせて、ミルクも砂糖水も追加しません。
赤ちゃんの体重の1割は「お弁当と水筒」です。生後3日間は何も飲まなくても赤ちゃんは心配いりません。それに、おっぱいは赤ちゃんが吸わないと「目が覚めない(出てこない)」のです。
産後のお母さまの身体は、ホルモンが変化して「短気熟眠」になります。1~2日間は、ちょっとつらいかもしれませんが、その後は母乳がよく出て、おうちに帰ってからはとても楽になります。
妊娠中はピンとこないかもしれませんが、産後は赤ちゃんが「フミュフミュ」と言っただけで、お母さまはフッと目が覚めます。そんなわけで赤ちゃんをつぶす心配はありません。
妊娠中の体重増加には、赤ちゃんの体重、羊水や胎盤、妊娠により増えた血液や組織液などが含まれます。しかも、バストが大きくなるし体全体に脂肪がついてふっくらしてきます。赤ちゃんは約3%、そのほか増えた分を合わせると5%です。
ですから、約8%の体重増加は自然のことで「体重増加は10%まで」という根拠になっています。また、データでは、体重増加が9%前後が赤ちゃんの病気発生率が低いとされています。